たぎり屋会報

たぎり屋ナヤのお送りする日々の回想、雑文。

カテゴリ: 読書

タイトルに句点『。』をつけるのって変だと思います。
けど僕はけっこうブログのタイトルに句点つけてるよう。
なんとなくマヌケになるからだと思うのですが、そう思って記事一覧とか見たら、ほとんどにつけてるではありませんか。
つけてないのがスタンダードで、たまにつけることで滑稽感を出したいのですけれども、どうやら毎回滑稽感を狙っているようです。
真面目な記事には『。』がない。アホな記事にだけ『。』。
てこともない。自分で分析もしてみてないので知りませんが、なんか法則があるのかも知れませんね。気付いた方はお知らせください。いや別にいいです。

さて。
僕がここやFBで散々訴えてきたことがようやく実を結び、涼しくなりましたね金曜日。
あまりにも単純な僕は朝からゴキゲン♪自分でもその単純さに笑ってしまうくらいです。
冬の嫌いなとこってなんだろう?って考えたんですが、指先の感覚がなくなること、静電気が末恐ろしいこと、女子の露出度が画期的に減少すること、そうなると出掛けるのが億劫になること。洗濯物が乾かないこと、米を洗うのが憂鬱なこと、それくらいしか思いつきません。他にも思いついたらまたここで発表(というか愚痴)して参ります。
いやーそれでも暑いの、汗かくのに比べたら全然マシ。
そして出掛けるのが億劫なのは僕の場合一年中です。出掛けるのが億劫になる理由を探してるような人生なのです。

また仕事が暇になっててねー
矢吹丈の最終ページみたいな状態で長時間自分の机に向かってるんですが。
まさかプリズン・ブレイク観るわけにはいかないし。ていうかもう全部観てもうたし。
そんなめちゃくちゃ面白くもなかったかな。シーズン1の脱獄シリーズが一番かと思います。
というかタイトルに縛られすぎてて、脱獄に拘りすぎてるような…。
ドラゴンボールなんて、ほとんど神龍カンケーなくなって来てたじゃない。あれでいいのよ。
指名手配かけられてて、ニュースで特集されまくってて、その集団で行動して顔指されへんのはちょっと無理がある。やっぱウォーキングデッドの方がリアリティーがあるね。ウォーキングデッドにリアリティーってのも変だが。

なんの話だったかな?
そうそう矢吹丈ね。仕事中。前髪クーンってね。
力石おのれー!とね。

こんな時助かるのが『青空文庫』。
けっこう読めたよ。太宰の短編とか。初めてポーも読んだし。エドガー・アラン・ポーね。黒猫ね。狂気やったね。
でもやっぱ坂口安吾なんだね俺は。やっぱりしっくり来る。
太宰や漱石より安吾は俺、グッとくる。不連続殺人事件はよくわからんかったけど。
てかなんでしばらく本読んでなかったのに、シュッと集中して読めたのかな?って考えたわけです。
寝る前にいつもほんのちょっとは読むんですけど。そこであんまり面白いのにあたってなかった。
横光利一読んでて、それはまあまあオモロかったんですが、バキバキではない。
で、読んだまま寝てしまい、本がベッドから落ちたんです。僕はロフトベッドで寝ていて(もう処分しようと思っているのだけど)、ベッドの下にレコードラックがあり、そのレコードラックの向こう側に落ちてしまったわけです。それがどうやら頑張らなきゃ取れないくらいの位置に落ちてしまい、当然頑張る気はないので未だにそのままの状態。
あーあ、と別の本を手に取った。
それが木山捷平。木山捷平はきっと僕のNo.1作家です。
詩集もめっちゃオモロいのですけど、小説も。
ただなかなか手に入りにくく、講談社文芸文庫から出てることが多いけど、なんでか知らんがめちゃ高いのね、講談社文芸文庫。普通600円くらいが相場だとすると文芸はその倍。1200円くらいする。文庫よ?ナンデ?
だけどここでしか読めない書物が多く、仕方がない部分もある。
まだ手をつけてなかった木山捷平(当然、文芸)があったのでそれを読み出したのです。
スッと入ってくる。
さうだ、さうだ。小説とは本来、楽しむ為のものなのだ。と思い出した。
くすっと笑えたり、感情移入しやすかったり。
そういう意味で俺は太宰が良くわからん。漱石も。
ヴィヨンの妻、あっけなくその男の手に入れられたらあかんやろ?と。気付かず俺、2回読んだけど、2回ともそう思った。いや、太宰らしいと言えばそれまでなのだけれど、その話は長くなるのでまた続きは居酒屋で。

木山捷平が好き。内田百閒も面白い。坂口安吾も。
現代では木内昇さんを越える作家さんは未だに僕の前には現れず。
太宰ってそんなに面白いのかな?漱石の『こころ』ももひとつやったしなー。
バリバリと内臓噛み砕いてくれるのは、上記の作家さん達です。僕にとってはね。
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つぼみをあげよう
庭のハナミズキ

うちのベランダからはこの見事なハナミズキが臨めます。
僕は梅が一番好きだけれど、
今年はどこにも見に行けなかったので、このハナミズキを楽しみにしておりました。
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最初、ベランダからの景観を撮っておったのですが、
下に降りて、空をバックに撮りました。
やっぱ花は、ブルーをバックにした方が一層映えると思うのです。


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なにゆえか、突然読書熱が上昇しまして。
結構なペースで読んでおります。
先日はブックオフに赴きまして、
20冊近くの小説を購入。

ホント、安いよね。
殆ど105円。

ずっと気になっていた西村賢太さんの
(なぜかこの人に「先生」という呼び名は似合わない)
『苦役列車』を初めて読みました。
俺、知らなかったんだけど、
これ、映画化されてるらしいね。
前田敦子が出るって話題になったとか。

あれ?
今考えたんだけど、出てないぞ?前田敦子的人物。
一体何の役だ?人足か?

いやー大変面白かったのです。
僕の個人的な考えでは、日本版ブコウスキー。

なんだろうね?
もちろんこの作品、大嫌いな人、沢山いると思うのだけど、
読み終えた日に、僕は自分のほぼ日手帳にこう記した。

“こういう小説をたまに読まないと
『俺』という役が滅びてしまうのだと思う
生き還った気分”

この意味、判る奴と俺は善き友になれるだろうな。
でも、残念ながらそんな男に出逢ったことはない。

西村賢太氏、というか北町貫多(小説の語り部。「私」。西村氏の分身)も
出逢ったことないのだろう。
もし、物語に俺が出て来ても、貫多のそれとは違っただろうし、
俺の目の前に貫多が現れても、友とは呼べなかっただろう。

そういうものなのです。

西村賢太氏は『私小説家』。
現代ではなかなか珍しいと思う。
自分を題材にした小説を書く人。
ともすれば、これは日記になってしまう。
日記にしてしまうと、それは小説とは呼べない。

明治や昭和初期にはその作風が主流でしたな。
有名どころでは太宰治がそれ。
『晩年』や『人間失格』、『桜桃』なんかがそれ。

僕の母親も、太宰をこよなく愛していて、
おそらくは全部読んでると思うので、
西村賢太氏をオススメしたのです。
「現代の舞台設定で、私小説書く人って珍しいやろ?」と、
ただ、「ちょっと品がないけどね」と付け足しました(笑)
読んだら判るよ。

で、今、僕はと言えば、その太宰の『晩年』を読んでいます。
デビュー作にして『晩年』。
これ書いて太宰は死ぬつもりだったとか。

愚かな自分像が丁寧な言葉で綴られて行きます。
僕は思った。
太宰の方がよっぽど品がない。

愚かなる生涯を語りつつ、
他人に「良く見られたい」という想いが見え見え。
太宰を愛する人というのは、そんな裏の部分まで
愛しているのだと思うのですが、
そういう意味では西村賢太氏の表現や人間性の方が、
よっぽど上質だと僕は思うのです。

ま、なにせ、両方読んで頂かないと、話を判ってはもらえないと思いますが…

観てないけど、映画『人間失格』も『苦役列車』も、
そういう意味では観る価値ナシでしょう。
きっと主人公に感情移入、というか、
味方目線に持って行き易いツクリになっていると思うので。
それは、はっきり言って私小説の冒涜です。

ま、映画化した時点で小説ではないですからね。
そこは許しましょう。いや、諦めましょう。
俺も観てないので勝手なことは言えませんが…。

なんか大嫌いなAmazonのレビューみたいになっちった。
ごめんなさい。

★★★★

というわけで星4つです。
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はーやしぃ!たーぅわしぃ!ふぉーゆー!

yeah。

怒られそうですけれども(笑)

先日、ウチに突然来客がありまして。
高校時代の仲間達が「今から行くから!」と。

で俺を含めた3人で飲んでたわけです。
野球部でありながら、
それほど野球をしてたわけではない僕らでしたが、
珍しく当時の試合の話になって。

もう10余年前の話ですから、みんなあんまり憶えてなくて。

けど、チームメイトに試合の内容を完璧に記憶している男がありまして。
「そいつも呼ぼう!」となったわけです。
(ちなみにその男、近年の高校野球の試合内容まで記憶してます)

で、電話してみたのだけれど繋がらず。

ちょうどその日、私、夜に野暮用がございまして。
会は2時間くらいで終わりを迎えました。
で、解散して、その仲間達と別れて駅のホームに立った時に
その男から折り返しの電話。
何でも、会社の人と飲んで帰って、風呂に入っていた時に
僕が電話したそうで。
電話した理由を告げると、彼は酷く残念がって、
「じゃあ花見をしよう」と言うことになりました。

で、この仲間達にしては珍しく
早い段階で準備が整い、まさに今日、
花見をする予定だったのです。

ではなぜ、今私がこれを書いているのか!?

流れました(笑)

今日は多くの人達の花見が流れてるんじゃないでしょうか?笑

まさに
ハナニアラシノタトエモアルゾ』(花に嵐の例えもあるぞ)

ま、どうせ花に感動するような連中じゃないのだから、
ということで、これもすぐに手を打ちました。

「ウチに集まれよ」と俺。
天気予報では、今日はもう酷い嵐だと前々から言われていたので、
こう提案しました。

昨日のうちに準備万端!
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今日になり、
後は集まるだけ!
と、主催者と連絡が取れない!
何してんねん!とそこに別の奴から電話。
「ナヤんちって車とめれたっけ?」
「せやねん、それを確認しようと主催者に連絡をしてるのだが…」
ウチはマンション。
敷地内にいくらでも車を止められるのだけれど、
なんか最近厳しくなったそうで、敷地内、完全駐車禁止になったとか。
前もって申請すれば、とめさせてやらんこともないよ、と傲慢な態度。
だから「なるべく少ない台数で来て欲しい」と伝えると、
「ウチは無理やわ、乗られへん」と。
まさかお前!家族で来るつもりか!と。
「それは遠慮してくれ」と。

いやいやいや。
花見やったらそりゃ、ナンボでも家族連れでええけども。
ウチに家族連れて来られるのはちょっと、ね?
判って頂ける?頂けない?
じゃあ言おう。
そいつ、子供4人いるのよ(笑)

渋々納得してくれて、
その後やっと主催者と連絡が取れた。
そしたらなんや、突然の仕事などで、キャンセル者が多数出ていた!
「なんじゃそら」と。

これはもう、「キャンセルにしよう」と僕、言いました。

この部屋、どうしてくれるねん(笑)

まあ、また集まればいいや♪

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最近また読書熱が上がっておりまして、
いや、この読書熱は結構たいしたもんだよ。
20代前半の頃、森博嗣や京極夏彦読んでた時に近い。
少しの時間でも読みたい!電車から降りたくない!
みたいなね(笑)
ほんと、3ヶ月くらい全然読まなかったのだけれど、
今はもう暇さえあれば本読んでる。
すなわち、ずっと本読んでる(苦笑)

去年は下半期の『苦学生』すら書いてないし、
近々またお届けします。
いえ、させて下さい!
本の話するの好きー♪

ちなみに今読んでるのは沼田まほかる先生。
気になっていた人。
面白いよー
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