いやー
涼しくなりましたなー
ありがたいありがたい。
なんべん言ったことか。
ふぁっく夏!
苛立ちは暑さが齎すものだと知りました(僕の場合)。
昨日なんて鼻歌で過ごしましたとさ。土佐?勤王党?武市半平太!←ビョーテキ連想。
現在PCの壁紙は
コレ(笑)
桂小五郎(のち木戸孝允)がカッコイイ。
短命、モトカリヤ!
と、これは余談。
年に何度か、非常に短い音楽熱が沸騰する時があります。
それには必ずビートルズが絡んできます。カツアゲ的ビートルズ。
今現在もそれに当たります。
基本的に僕はポールメロディーに惹かれることが多いのだけど、
今回のそれは、ジョンサイドです。
「お!」と今更(ビートルズは何度でも訪れる)注目する曲は、
多く、ジョンが歌ってます。
これが好き。
(今初めてウィキ読んでみたら、これもまた興味深かった)
ビートルズの凄いところは
摩訶不思議な楽曲を
非凡な音で
ポップに仕上げたところ
だと思う。
なにゆえこれほどポップに聴こえるのか。
そこにはジョージ・マーティンと共に
プロデューサー的な椅子に座っていた
ポールの存在が大きいと思うのですが。
そしてベースが上手い!
これほどベースの可能性を引き上げた人を
僕は知らない。
ベースだけ注目してビートルズ聴いてごらん?
どれほどポールが偉大か、よく判ると思うよ。
ベースは或いは、最も曲のカラーを牛耳っている。
…と、ビートルズの話を始めちゃうと
僕は止まらなくなるので今日はこの辺で。ウズウズウズ…
----------------------------------------------
今、僕が取り組んでいる音楽は、
言ってみると、ビートルズとは違うところから発祥したわけですが。
気がつけばビートルズの掌の上で右往左往しているだけ。
これは否めない。
むしろ本望であったりもする。
「ビートルズが全部やってもうてるから…」
ことあるごとに僕はそう言っちゃうのですけど、
本当にそう思ってる。
先日、スタジオでメンバーに曲の構成を説明していると、
「この曲はかなり作り込んでますねー」
と言われた。
実はやってることは本当にシンプルで、
今まで僕がやってきた音楽に比べ、
メロディーもリズムもわざとに削ぎ落として行ってるんですけど。
もちろん「これでイイのかな?」と相当悩みながら。
もし、作り込んでいるように聴こえるのであれば、
僕としてはこれは大成功。
びっくり箱みたいなバンドにしたいんさ。
テクニックではなくて、
アイデアとか人間味が出れば一番イイんさ。
って気がついたら、
「あ、それってビートルズやん!」と。
サージェントペパーを垂れ流し、
この季節は100パー、マジカルミステリーの旅に出、
当然のアビーロード、レットイットビーのルーピングループ!
やし、
さ。
レットイットビーやマジカルミステリーツアーは
失敗作で、寄せ集めだー
なんて言われるけど、
じゃあそれらは彼らの才能が発揮されてないのか、と言えば
もちろんそんなわけはなく。
良いか悪いかは、いつも言うように自己判断すれば良いわけで。
センセーの言うことが絶対じゃないからね。
君もセンセーも一匹のニンゲンなのだから。
ヒロト兄さんもこのように言っておりますし↓
http://j-lyric.net/artist/a00f6d1/l010ee2.html
とね。
僕がビートルズの話を切り上げるなんてことはできないのさ!
判ったか!
参ったか!
------------------------------------------
ビートルズ以外にも、
ふと、頭によぎった曲が何曲かありまして。
「あ、これなんだっけ?」とipodこねくり回して
今現在はそれら全部掬い上げております。
これ。ハイロウズ。ジャングルジム。
良かった、上がってた。
このイントロが頭に流れて。
そのイントロから頭の中で歌っていってみると
「ジャングルジムはいーつもー」
あ!と。
ほんとヒッサビサに聴いたけど、
これはいいねー。
ギターもドラムもカッコイイし、
そして歌詞!
意味わからんのに情景が浮かぶ。
これが詩のいいところ。もちろんメロディーも
情景をより、鮮明にする。
そして。
これ。
Big Bad Voodoo DaddyのWhat's Next。
これもまたイントロが頭を流れて、
すぐにビッグバッドとは判ったけど、何の曲かワカラン。
「(頭の中のメロディーに)逃げんな!逃げんな!」
とipodクラシックをグルグル回して辿り着いた。
「おお!」と。
なんかね、こういう場合、頭で流れた曲とホンモノは
多少の相違が生じる場合が多いのだけれど、
ピッタリ合致した感じ。
そりゃーねー。ビッグバッドは相当聴き込んだからなぁ。
しかし「こんなにSwing感あったっけ?」と
今更失礼な印象(笑)
いや、この曲はね、実はバスドラ(ドラムの大太鼓。ペダルで蹴る)に
秘密がある。興味があればMr. Pinstripe Suitと聴き比べてみればよい。
こういうSwingの方法もあるんだね。
と相変わらずの雑食。
そして実は大半聴いているのはJazz。
アートブレイキー、キャノンボールアダレイ、
そして恐らく一番聴いたアルバム、
ジョンコルトレーンの『BLUE TRAIN』。
このアルバムはねえ…
キャノンボールの一番有名なアルバムはやっぱり
『SOMETHIN' ELSE』かな?
このアルバムはねえ…
あー語りたい語りたい!
でもめちゃくちゃ長くなるから
今度酒席にて(笑)
あ!俺今、たまたまTシャツ着てた(笑)
ユニクロの提供でお送りしております。
俺、マイルスそんなに好きじゃないんだけど、
この一曲目、かの有名なAUTUMN LEAVES(枯葉)のセッションは
やっぱジャズ界の最高傑作じゃないのかな?
マイルス自身、他のアルバムでも枯葉は録音してるらしいし、
当然ライヴでも何度も演奏したらしいけど、
このテンポで演ったのは、これっきりなんだって。
あー語りたい語りたい!笑
------------------------------------------------
世の中はデジタル化されつつあります。
僕はまあ、一言で言えば、レトロ好きと言うか、
今やそれも飛び越えて江戸時代とかそんな文化に
興味を示してございます。
もはやレトロって言葉では片付けられんわね(笑)
デジタル化され、便利になってます。
龍馬の写真もデジタル処理されて随分鮮明になったり。
音楽のリマスターもやっぱ凄いよね。
ビートルズもリマスター版で聴くことをお勧めします。
(てか、それしか手に入らんか)
だけどさ。
失恋、鬱屈、憤懣、葛藤、不安、不満、
つまりは全てにおける我々ニンゲンの感情。
これらはデジタル化できないんだよな。
今さ、『竜馬がゆく』読んでて、
司馬先生の描く幕末の志士、坂本某も、
平成を生きる我々となんちゃー変わらんぜよ。
お田鶴さまに恋をして、おりょうに出逢って、
志をまわりの者は理解してくれなくて。
僕も含めた現代の人間の感覚と、
それほど変わらんのよ。
やっぱり腹が減ったら何かを食う。
ワンクリックで腹が満たされるわけではなく。
失恋したら、自分で処理しないと、
消去ボタンなんてないからな。
そこは結局、ずーっとアナログなんだと思うのよ。
「当たり前でしょ!」
って笑うかも知れないけど、
ともすれば、それすら忘れてしまってると思うよ、現代さん。
なんか、あまりに“完璧”を求めているように見えるもの。
アイドルに対しても、政治家に対しても。
みんな生身の人間だからさ、
失敗もするのよ。
欲望に負けたりもするのよ。
テレビの中は嘘かも知れない。
マスコミがでっち上げた世界かも知れない。
でもね、写ってるヒトは、やっぱり生身の人間で。
腹を掻っ捌けば、真っ赤な血が出てくるよ。
うん、確かに当たり前のことだけど、
このデジタル時代を生きて行くなら、
時々そういうこと思い出さなきゃね。
他人をマウスでコントロールしたり、しないようにしようね。
もちろん、犬や猫もね。
--------------------------------------------
実は今回の記事、タイトルは先に決まってたんだけど、
ここまでそれに触れずに来ました。
いやー脱線楽しい!
脱線サイコー!笑
でも実は全部伏線です。
これは好みの問題でもあるので、
それが正しいと思っているわけではないのですが、
僕は不完全なものが好きです。
表現の話ね。
デジタル処理しちゃうと、完璧なのかも知れない。
そしてどうやら、最近はそういうものに皆様、
興味を示されているようで。
このまま世の中、完璧ばかりになっちゃうのかなーって考えると、
ちょっと怖くて。
右と左が線対称でなくてはならない。
方程式がイコールにならなくてはいけない。
(ごめん、数学弱いから使い方間違ってるかも…)
それこそ、
CDと同じ音をライヴでも出さなくちゃいけない。
「そんなことないわ!」
ってこれまた笑われるかも知れないけど、
いや、そういう風潮にあると思うよ。
“正しい”がひとつになりつつある。
僕は他人との会話の中で
自分と違う意見があっても平気です。
だけど、その相手は僕の意見が理解できないと
許せないようで。
じゃあどうするか、というと、
そういう人達は、『自分のなかにあるカテゴリーに分類する』
という強行手段に出ます。
残念ながら、僕はそこに該当しません。
別に該当しないことはこれっぽっちも苦しいと思いません。
33年間、僕はずっと該当しない男でしたから。
無理矢理に該当させられることが苦しいのです。
「いやいやいや…」
と、なる。
勘違いされてるわけですから。
そんなもん、教育委員会の出題する国語のテストやないか!
「答えはひとつじゃないよ」
って言うと、たぶん殆どの人が
「そうだよ」
って言うだろう。
だけど、それを本当に理解できてる人って一体何人いるのだろう。
僕は確かに変わっている。
あまのじゃくな部分もおおいにあると思う。
だけどね…。
これもいつも言うことだけど、
では、「変わってないニンゲン」なんて居るのだろうか?
僕は自分に正直なだけです。
自分に正直であると言うのは、これなかなかに楽なことではないのです。
自問自答、自問自答、自問自答!
ずーっと繰り返して繰り返し、繰り返し続けなければならない。
自分は何処を向きたいのか、果たして今その方角を向いているのか。
自問自答、自問自答、自問自答!(←貼り付け御免!)
そうやってやっと見つけた己の価値観に、
他人を連れ込んではいけない。
そんなもん、カルト宗教の教祖だ。
僕は誰も連れ込みはしない。
ただ、どうやら、端から見ると、
僕はそういうきらいがあると思われがちなようで。
これもおたくらの勘違いです。
「俺はこうするよ」
って言ってるだけですから。
「おたくらもそうせい!」
とは一言も言ってない。ここ悩説でも。
勝手に勘違いして、僕をカルト教祖にカテゴライズするのは
止して頂きたい。
そう思いながら『竜馬がゆく』読んでたらさ、
竜馬も同じでさ(笑)
竜馬は攘夷でも開国でもないんだよねー。
というより、「どっちか」、ではないのよね。
僕が今読んでるあたりはまだ、竜馬自身、
それをどう他人に伝えればよいか判らず、
本人もやきもきしてる。
ただ何度も言っている。
「これには時間がかかる」
また話がずれちゃったけど(笑)
僕はうまく行かない市井の人たちが好きなんです。
そういうものを表現した作品が好きです。
「それってどんなもの?」と思うなら、
是非、木内昇を読んで頂きたい。
たぶん、どの作品を手にとっても、
木内先生はそういう人達を描いているから。
めっちゃうまい機械的技巧のギタリスト、ヴォーカリストより、
テンション上がってもうて、ぐっちゃぐちゃになる人間臭い表現の方が好き。
端からそこに照準を合わそうとするもんだから、
低質過ぎるものしか生み出せんとも言えます(苦笑)
悩説書く時も気をつけているのだけど、
自虐ネタにならんように。
ネガティブ過ぎるもんにならんように。
実は本当は、死、すら意識するほど、
毎日毎日へこみ倒して人生送っておりますが、
その苛立ちはここに載せたくない。
かと言って希望に満ち溢れたような、
子供だましな表現もイヤであり。
この辺は実に難しいのですけど。
ダメダメっぷりをユニークにするような、
そんな表現と共に、
一生をゆっくり楽しんで歩んでいければ
一番イイのかな。
自問自答の末、小生が辿り着いた現在は、
このようなものです。
追伸
誰も遊んでくれんからついつい長くなった本日の悩説。
明日からは大丈夫。
相撲始まるものー♪
涼しくなりましたなー
ありがたいありがたい。
なんべん言ったことか。
ふぁっく夏!
苛立ちは暑さが齎すものだと知りました(僕の場合)。
昨日なんて鼻歌で過ごしましたとさ。土佐?勤王党?武市半平太!←ビョーテキ連想。
現在PCの壁紙は
コレ(笑)
桂小五郎(のち木戸孝允)がカッコイイ。
短命、モトカリヤ!
と、これは余談。
年に何度か、非常に短い音楽熱が沸騰する時があります。
それには必ずビートルズが絡んできます。カツアゲ的ビートルズ。
今現在もそれに当たります。
基本的に僕はポールメロディーに惹かれることが多いのだけど、
今回のそれは、ジョンサイドです。
「お!」と今更(ビートルズは何度でも訪れる)注目する曲は、
多く、ジョンが歌ってます。
これが好き。
(今初めてウィキ読んでみたら、これもまた興味深かった)
ビートルズの凄いところは
摩訶不思議な楽曲を
非凡な音で
ポップに仕上げたところ
だと思う。
なにゆえこれほどポップに聴こえるのか。
そこにはジョージ・マーティンと共に
プロデューサー的な椅子に座っていた
ポールの存在が大きいと思うのですが。
そしてベースが上手い!
これほどベースの可能性を引き上げた人を
僕は知らない。
ベースだけ注目してビートルズ聴いてごらん?
どれほどポールが偉大か、よく判ると思うよ。
ベースは或いは、最も曲のカラーを牛耳っている。
…と、ビートルズの話を始めちゃうと
僕は止まらなくなるので今日はこの辺で。ウズウズウズ…
----------------------------------------------
今、僕が取り組んでいる音楽は、
言ってみると、ビートルズとは違うところから発祥したわけですが。
気がつけばビートルズの掌の上で右往左往しているだけ。
これは否めない。
むしろ本望であったりもする。
「ビートルズが全部やってもうてるから…」
ことあるごとに僕はそう言っちゃうのですけど、
本当にそう思ってる。
先日、スタジオでメンバーに曲の構成を説明していると、
「この曲はかなり作り込んでますねー」
と言われた。
実はやってることは本当にシンプルで、
今まで僕がやってきた音楽に比べ、
メロディーもリズムもわざとに削ぎ落として行ってるんですけど。
もちろん「これでイイのかな?」と相当悩みながら。
もし、作り込んでいるように聴こえるのであれば、
僕としてはこれは大成功。
びっくり箱みたいなバンドにしたいんさ。
テクニックではなくて、
アイデアとか人間味が出れば一番イイんさ。
って気がついたら、
「あ、それってビートルズやん!」と。
サージェントペパーを垂れ流し、
この季節は100パー、マジカルミステリーの旅に出、
当然のアビーロード、レットイットビーのルーピングループ!
やし、
さ。
レットイットビーやマジカルミステリーツアーは
失敗作で、寄せ集めだー
なんて言われるけど、
じゃあそれらは彼らの才能が発揮されてないのか、と言えば
もちろんそんなわけはなく。
良いか悪いかは、いつも言うように自己判断すれば良いわけで。
センセーの言うことが絶対じゃないからね。
君もセンセーも一匹のニンゲンなのだから。
ヒロト兄さんもこのように言っておりますし↓
http://j-lyric.net/artist/a00f6d1/l010ee2.html
とね。
僕がビートルズの話を切り上げるなんてことはできないのさ!
判ったか!
参ったか!
------------------------------------------
ビートルズ以外にも、
ふと、頭によぎった曲が何曲かありまして。
「あ、これなんだっけ?」とipodこねくり回して
今現在はそれら全部掬い上げております。
これ。ハイロウズ。ジャングルジム。
良かった、上がってた。
このイントロが頭に流れて。
そのイントロから頭の中で歌っていってみると
「ジャングルジムはいーつもー」
あ!と。
ほんとヒッサビサに聴いたけど、
これはいいねー。
ギターもドラムもカッコイイし、
そして歌詞!
意味わからんのに情景が浮かぶ。
これが詩のいいところ。もちろんメロディーも
情景をより、鮮明にする。
そして。
これ。
Big Bad Voodoo DaddyのWhat's Next。
これもまたイントロが頭を流れて、
すぐにビッグバッドとは判ったけど、何の曲かワカラン。
「(頭の中のメロディーに)逃げんな!逃げんな!」
とipodクラシックをグルグル回して辿り着いた。
「おお!」と。
なんかね、こういう場合、頭で流れた曲とホンモノは
多少の相違が生じる場合が多いのだけれど、
ピッタリ合致した感じ。
そりゃーねー。ビッグバッドは相当聴き込んだからなぁ。
しかし「こんなにSwing感あったっけ?」と
今更失礼な印象(笑)
いや、この曲はね、実はバスドラ(ドラムの大太鼓。ペダルで蹴る)に
秘密がある。興味があればMr. Pinstripe Suitと聴き比べてみればよい。
こういうSwingの方法もあるんだね。
と相変わらずの雑食。
そして実は大半聴いているのはJazz。
アートブレイキー、キャノンボールアダレイ、
そして恐らく一番聴いたアルバム、
ジョンコルトレーンの『BLUE TRAIN』。
このアルバムはねえ…
キャノンボールの一番有名なアルバムはやっぱり
『SOMETHIN' ELSE』かな?
このアルバムはねえ…
あー語りたい語りたい!
でもめちゃくちゃ長くなるから
今度酒席にて(笑)
あ!俺今、たまたまTシャツ着てた(笑)
ユニクロの提供でお送りしております。
俺、マイルスそんなに好きじゃないんだけど、
この一曲目、かの有名なAUTUMN LEAVES(枯葉)のセッションは
やっぱジャズ界の最高傑作じゃないのかな?
マイルス自身、他のアルバムでも枯葉は録音してるらしいし、
当然ライヴでも何度も演奏したらしいけど、
このテンポで演ったのは、これっきりなんだって。
あー語りたい語りたい!笑
------------------------------------------------
世の中はデジタル化されつつあります。
僕はまあ、一言で言えば、レトロ好きと言うか、
今やそれも飛び越えて江戸時代とかそんな文化に
興味を示してございます。
もはやレトロって言葉では片付けられんわね(笑)
デジタル化され、便利になってます。
龍馬の写真もデジタル処理されて随分鮮明になったり。
音楽のリマスターもやっぱ凄いよね。
ビートルズもリマスター版で聴くことをお勧めします。
(てか、それしか手に入らんか)
だけどさ。
失恋、鬱屈、憤懣、葛藤、不安、不満、
つまりは全てにおける我々ニンゲンの感情。
これらはデジタル化できないんだよな。
今さ、『竜馬がゆく』読んでて、
司馬先生の描く幕末の志士、坂本某も、
平成を生きる我々となんちゃー変わらんぜよ。
お田鶴さまに恋をして、おりょうに出逢って、
志をまわりの者は理解してくれなくて。
僕も含めた現代の人間の感覚と、
それほど変わらんのよ。
やっぱり腹が減ったら何かを食う。
ワンクリックで腹が満たされるわけではなく。
失恋したら、自分で処理しないと、
消去ボタンなんてないからな。
そこは結局、ずーっとアナログなんだと思うのよ。
「当たり前でしょ!」
って笑うかも知れないけど、
ともすれば、それすら忘れてしまってると思うよ、現代さん。
なんか、あまりに“完璧”を求めているように見えるもの。
アイドルに対しても、政治家に対しても。
みんな生身の人間だからさ、
失敗もするのよ。
欲望に負けたりもするのよ。
テレビの中は嘘かも知れない。
マスコミがでっち上げた世界かも知れない。
でもね、写ってるヒトは、やっぱり生身の人間で。
腹を掻っ捌けば、真っ赤な血が出てくるよ。
うん、確かに当たり前のことだけど、
このデジタル時代を生きて行くなら、
時々そういうこと思い出さなきゃね。
他人をマウスでコントロールしたり、しないようにしようね。
もちろん、犬や猫もね。
--------------------------------------------
実は今回の記事、タイトルは先に決まってたんだけど、
ここまでそれに触れずに来ました。
いやー脱線楽しい!
脱線サイコー!笑
でも実は全部伏線です。
これは好みの問題でもあるので、
それが正しいと思っているわけではないのですが、
僕は不完全なものが好きです。
表現の話ね。
デジタル処理しちゃうと、完璧なのかも知れない。
そしてどうやら、最近はそういうものに皆様、
興味を示されているようで。
このまま世の中、完璧ばかりになっちゃうのかなーって考えると、
ちょっと怖くて。
右と左が線対称でなくてはならない。
方程式がイコールにならなくてはいけない。
(ごめん、数学弱いから使い方間違ってるかも…)
それこそ、
CDと同じ音をライヴでも出さなくちゃいけない。
「そんなことないわ!」
ってこれまた笑われるかも知れないけど、
いや、そういう風潮にあると思うよ。
“正しい”がひとつになりつつある。
僕は他人との会話の中で
自分と違う意見があっても平気です。
だけど、その相手は僕の意見が理解できないと
許せないようで。
じゃあどうするか、というと、
そういう人達は、『自分のなかにあるカテゴリーに分類する』
という強行手段に出ます。
残念ながら、僕はそこに該当しません。
別に該当しないことはこれっぽっちも苦しいと思いません。
33年間、僕はずっと該当しない男でしたから。
無理矢理に該当させられることが苦しいのです。
「いやいやいや…」
と、なる。
勘違いされてるわけですから。
そんなもん、教育委員会の出題する国語のテストやないか!
「答えはひとつじゃないよ」
って言うと、たぶん殆どの人が
「そうだよ」
って言うだろう。
だけど、それを本当に理解できてる人って一体何人いるのだろう。
僕は確かに変わっている。
あまのじゃくな部分もおおいにあると思う。
だけどね…。
これもいつも言うことだけど、
では、「変わってないニンゲン」なんて居るのだろうか?
僕は自分に正直なだけです。
自分に正直であると言うのは、これなかなかに楽なことではないのです。
自問自答、自問自答、自問自答!
ずーっと繰り返して繰り返し、繰り返し続けなければならない。
自分は何処を向きたいのか、果たして今その方角を向いているのか。
自問自答、自問自答、自問自答!(←貼り付け御免!)
そうやってやっと見つけた己の価値観に、
他人を連れ込んではいけない。
そんなもん、カルト宗教の教祖だ。
僕は誰も連れ込みはしない。
ただ、どうやら、端から見ると、
僕はそういうきらいがあると思われがちなようで。
これもおたくらの勘違いです。
「俺はこうするよ」
って言ってるだけですから。
「おたくらもそうせい!」
とは一言も言ってない。ここ悩説でも。
勝手に勘違いして、僕をカルト教祖にカテゴライズするのは
止して頂きたい。
そう思いながら『竜馬がゆく』読んでたらさ、
竜馬も同じでさ(笑)
竜馬は攘夷でも開国でもないんだよねー。
というより、「どっちか」、ではないのよね。
僕が今読んでるあたりはまだ、竜馬自身、
それをどう他人に伝えればよいか判らず、
本人もやきもきしてる。
ただ何度も言っている。
「これには時間がかかる」
また話がずれちゃったけど(笑)
僕はうまく行かない市井の人たちが好きなんです。
そういうものを表現した作品が好きです。
「それってどんなもの?」と思うなら、
是非、木内昇を読んで頂きたい。
たぶん、どの作品を手にとっても、
木内先生はそういう人達を描いているから。
めっちゃうまい機械的技巧のギタリスト、ヴォーカリストより、
テンション上がってもうて、ぐっちゃぐちゃになる人間臭い表現の方が好き。
端からそこに照準を合わそうとするもんだから、
低質過ぎるものしか生み出せんとも言えます(苦笑)
悩説書く時も気をつけているのだけど、
自虐ネタにならんように。
ネガティブ過ぎるもんにならんように。
実は本当は、死、すら意識するほど、
毎日毎日へこみ倒して人生送っておりますが、
その苛立ちはここに載せたくない。
かと言って希望に満ち溢れたような、
子供だましな表現もイヤであり。
この辺は実に難しいのですけど。
ダメダメっぷりをユニークにするような、
そんな表現と共に、
一生をゆっくり楽しんで歩んでいければ
一番イイのかな。
自問自答の末、小生が辿り着いた現在は、
このようなものです。
追伸
誰も遊んでくれんからついつい長くなった本日の悩説。
明日からは大丈夫。
相撲始まるものー♪